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恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
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彼女が彼氏との恋愛で得たエネルギー

2016年10月9日日曜日 彼氏 彼女

久しぶりに同業者の女性と顔を合わせたら、なんだか彼女の周辺にただよう雰囲気が以前とガラッと変わっていたので「なるほどね・・・ふふ」と微笑ましくなった。それというのは、彼女に最近恋人が出来た、と人づてに聞いていたので。

私と同年齢の彼女は、新しい恋人のことをずっと前から「年下すぎて対象にならないわ、彼は若すぎる」とさんざん悩んでいた。でもその彼は私の彼氏くんより2歳も年上の26歳、「全然余裕よおー」といつも彼女をけしかけてきた私だった。

なんだかんだといいつつ彼の熱心なアプローチについに降参した彼女は晴れて彼氏を持つ身となったのだけど、実はそうなるまでの1年間くらい、顔を合わせるたびに「ああ、いい出会いがない、出会いがあってもうまくいかない」と口癖のように嘆いていた。

決して暗い人でも嫌な人でもないし、趣味を楽しんだり仕事を頑張ったり、前向きな女性で私も好感を持っていた。けれど、あまりにも口を開けば「出会いがない」「つまらない」と言うタイプの人と、いつも一緒にいたいと思う人は少ない。

しかし今日あったときの彼女は別人だった。

表情がやわらかく、優しい微笑みが常に口元に浮かんでいて、「久しぶり!」という一言にもなんともいえない華やかさが匂い立つ。きれいな人だなあ、と今日改めて思った。ランチバッグを開ける仕草、マグカップの取っ手をつまむ指先まで、女性らしくてたおやかで、幸せがみなぎっているという感じだ。

具体的に丁寧なメイクをしていたりパール感のあるグロスをきちんと塗っている口元が女らしく見えるということはあるんだけど、やっぱりそこはかとなくただようつやっぽさは、満ち足りている人独特のものだと私は思う。

ここでポイントとなるのが、実は彼女が彼とつきあいだしたのは昨日と先週とかではなくて、もう数週間前であることだ。


でも、こんな劇的な変化を見ていて感じたのは今日が初めてのことだった。

私が勝手に想像するに、先週末あたりに彼とついに一線を超えたのでは?なんて、人の恋愛についていちいち妄想するなと言われそうだけど、このカンについてはかなり正しい自信がある。

ずうっと昔、「性的に満たされていない人の側にいないほうがいい」という変わった忠告を受けたことがある。風水とかエネルギーのフロウについて詳しい人から。欲求不満を抱えた人間は怒りのエネルギーを知らないうちにためこんでいるから、近くにいるととてもひどいダメージを受けてしまう恐れもある、と・・・。

今日の幸せな彼女の様子を見ていると、とくに何を話しているというわけじゃないんだけど、ただただ側にいてハッピーなエネルギーが放射されているようで心地よかった。目には見えないけどやっぱりそういう何か、バイブレーションのようなものって存在するのかもしれない。以前の彼女と一緒にいるときとは全然違う感覚だった。

私の場合はどうなるのかなあ、彼氏とのことは幸せの一言につきるけど、しょせん遠距離恋愛。会えない間は触れあうこともできなくて、私もあまりよくないエネルギーフロウの中にいるのだったら残念なことだ。1か月分のエネルギーフロウを維持できるくらい、この次会ったときに彼氏と情熱的に抱き合っておけばいいのかしら?そんな体力をつけるために、今日も早めにベッドに入ろうかな・・・いつもの一人のベッドへ。 
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