author

恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
スポンサーリンク

年上の女性にモテる彼氏

2016年7月27日水曜日 モテる 年上女性

私の年下の恋人、彼氏くんの別名は、「熟女キラー」。

彼によれば、年上の女性には全般的に気にいってもらえるという自覚があるのだが、とくに一番得意な年齢層は40代前半くらいとのこと。24歳の若造の彼が上司に連れられてクラブのママなどに会ったが最後、ママたちは一目で彼に恋してしまい、以降熱烈にかわいがってくれるという。

なぜそんなに年上の女性、熟女にモテるのか、というと、これはまだ熟女の域には達していない(よね?34歳。)私にも、わかるような気がする。甘え上手。もともとの性格が甘えん坊なんだけど、イマドキの若者の顔立ちでありながら、ふと目を伏せるとちょっと気弱に見えて、照れた恥ずかしそうな表情とか、無邪気に「・・・なんですか?」って質問するときの表情はなんとも可愛くて抱きしめたくなってしまう。私でさえそうなのだから、もっと年齢の離れた熟女達にとっては、「教えてあげたい!面倒見てあげたい!」っていう母性本能?をくすぐってたまらないものらしいのだ。

しかしそれだけではない。年上の女性の心をとりこにする一番の理由、それは、彼がどんな年齢の女性であろうと、あくまでも「女性」扱いすること。彼は私にはこれ以上ありえないってくらいスペシャル優しいけど、同時に女性全般に対してとても優しい人。30代の私よりさらに、女の子扱いされる日々が遠のいた40代のバリバリ働く熟女達が、彼氏みたいな彼氏くん系の若者に女性扱いされて、優しく気を遣われて、頼られてしまうと?熟女の中には、「勘違い」する人々が大量に発生するのだ。



そう、この微妙な勘違いというのが、彼氏の熟女キラー戦略の要なのである。彼氏はやたらと素直に、「僕、年上の女性が好きなんですよ!」とか自分から言い出すし、純粋な優しさから「大丈夫ですか?送って行きましょうか」「持ってあげましょうか」とかとても上手な気遣いをする。そうして、熟女達に、「もしかしてこの子・・・私のことを好き?!」とか、「もしかして・・・本気なの?!」とか、「いやだ、私たち20歳以上も年齢が離れているのよ、それなのに・・・まあこの子ったら(内心狂喜)」みたいな、「一瞬の夢」を見させてしまう。なんて罪な男の子、彼氏くん。そのように勘違いしかけている熟女が日本とアメリカのあちこちにいるため、彼はしょっちゅう総務の熟女に助けられたり、売店のおばちゃんに負けてもらったりと人生で様々な得をしているのだ。
ああ…年上の女性にモテる彼氏って、得るものが多いのね。

でも実際のところ、彼氏のほうは別に熟女が好きなわけではない!交際するなら年上の女性と決めにかかっているわけでもない。彼氏はただ「お姉さん」が好きなのだ。24歳の彼氏に、「何歳までなら恋愛対象?」と聞いたら、「35くらいまでなら全然平気だなー」と答えていた。それも多分34歳の私をさりげなく含もうとして気を遣ってくれただけで、本当は、3、4歳上の同じ20代のお姉さんが好きなんじゃないかなー、と私は想像している。ま、15歳のときにつきあった25歳のお姉さん、から始まり、彼の年上彼女歴もなかなか年期が入ってるんだけどね。

と、まあこういう背景に基づいて、私がここ数カ月で体験した、ホラー映画に近いような恐怖、熟女の嫉妬について書いておこうと思う。

彼氏が初めて私たちの職場に登場したときは、しばらく話題騒然となった。といっても彼氏はごく普通のさわやかな若者に過ぎなかったのだけど、なにしろ、ブクブク太った白人ばかりのこの地域で、ごく久しぶりに見る、引き締まった肌の日本人の若者は目をひいた。それに、私が従事しているフリーランスの仕事って見事に女の世界。集まれば常に誰々がかっこいいとかの話に花が咲くのだ。

そんな職場で、やはり熟女である私の先輩(45歳)が、まず誰よりも最初に彼氏に夢中になった・・・というより「勘違いした」。ま、彼氏の言動は勘違いさせてもしょうがない部分もあったので、全部この熟女(45歳)側の問題というわけじゃないんだけど、彼氏が知らなかったのは、この熟女、数々の年下男を制覇してきた(と自分では思っている)経歴の持ち主。フツー勘違いしないでしょ、というような場面でも、わりとすぐに「この子、私を好きね!」と思ってしまう人物だったのだ、たまたま。

(自分では思っている)とただし書きしたのは、彼女の年下男性との恋愛は何一つまともに機能したり成就したりしてないから。ま、彼女のもと夫は確かに10歳年下だ。でも、浮気されて離婚した。性格的にも伝え聞く話にも、彼女自身の話からも、どう考えても、18歳でわけわからない状態の夫に熱烈アプローチをして結婚に持ち込んだあげく、若い女に浮気されて離婚。

私はね、単純に女性側がすごく年上だったからという理由だけで、「強引に結婚に持ち込んだ」と考えるような偏見を持っているわけではないのです。私自身10歳年下の彼氏と結婚したくなったとしたら、世間一般のそういう偏見と戦うことになる身だ。だから軽い気持ちで書いているわけじゃない。そうじゃなくてただ、彼女の強烈に押す性格、いいな、と思う男がいると、「男ってみんなシャイなのよ!自分から誘わなきゃだめよ!」というポリシーのもとひたすら迫って行くその姿勢から、結婚当時のことが容易に伺い知れるよ、と言いたいだけだ。そしてそれ以前に、私の恋愛におけるポリシー:女は追われて、追われて、求められて、(私も大好きだけどもうちょっと追わせて)、やっと振り向く、くらいが男もやりがいがあり、女は大切にされて両方ハッピー!、という理論(@恋の法則)に真っ向から相反する彼女のスタイルがどうしても受けいられない。側で見ていて痛ましくて疲れるんだもの。

さて、そんな人だとは知らず、いつものように礼儀正しく、人なつこくその熟女(45歳)に接していた彼氏は、「家にご飯食べにいらっしゃいよー」という彼女の誘いにも「お母さんに甘えるノリで」素直に答えて、ちょくちょく遊びに行っていたようだ。

ちなみにこのとき、彼氏は私を知ってはいたのだが、「あの子は婚約者がいるよ」と周囲から聞いた結果、泣く泣くあきらめようと努力していた状態。寂しさを紛らわせて、せめて人づてに私のことなど聞き出す機会という意味でも、熟女といろいろとやりとりしていたようだ。

が、やがてお母さん同様の存在であった熟女に、「僕、美樹さんが好きなんですよ。でも無理ですよね、婚約してるし」と告白。

熟女は「え・・・。こんなになついて、しょっちゅう家に来てご飯食べていたのに・・・私じゃなくて、美樹ちゃんだったの」とショックを受けつつ、そこは一応熟女だけあって大人、「よっしゃ、私にまかせて、セットアップしてあげる」と、「気の良いオバサン」風の振る舞いを心掛けた。

そして3人でお食事。彼氏は、恥ずかしくて私の目を見て話せない。話慣れた熟女の目をじっと見ながら、本当は私に話したいことを話す。

翌日、熟女は私に顔を合わせるなり「やっぱりあの子、私のこと本気みたい。美樹ちゃんが好きっていうから連れてきたのに、私の目ばかりじーっと見て話すんだもの。美樹ちゃんはあくまで憧れ、本気で好きなのは私なのね。・・・・困ったわー・・・」。

この人、異常ーーーに自信たっぷりだなー、とこのときは内心驚いただけだった(だって、私のことを好きだ。ってあれだけハッキリ聞かされたあとなのに?!なぜまだ勘違いが続く?)。でも、あとでじわじわと恐怖とともにわかってくることなのだが、彼女は実は、へんな意味でスーパーポジティブで、少し常軌を逸した性格の持ち主だったのだ。

私はそのことにまったく気付かないまま、彼女と数年間も仕事を一緒にしてきた。彼氏の登場までは、彼女は私にとって本当に面倒見のいい、やさしい先輩で、その仕事の実力、ポジティブさ、行動力、すべて尊敬の対象だったのだ(恋愛における行動力を除く)。

しかし、この彼氏をめぐる一連の出来事で、私の彼女に対する見方はガラリと変わった。

人間、いや、女性は、いやもっといえば、満たされていない熟女は、男がからむと、嫉妬に支配されると、ここまで人格が変わるものか。ここまで恐ろしくなれるのか。

そう思い知らされた出来事がこのあと続々と起こることを、この時点では私は想像さえしていなかったのだった・・・。 
スポンサーリンク
スポンサーリンク

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

よく読まれている記事

    女性が使いやすい!大人の恋愛サイトPCMAX
    創設から10年以上の会員数700万人を突破したマッチングサービス
  • 日本にいる私の彼氏くんの米国出張予定が決まった。今月中旬。今日で、次回会えるまで2週間を切ったことになる。 そこで、私の「大好きな彼氏とのデート二週間前から始める女子力アップ」の始まり!! そう、ここぞというデートのときは、常に当日の2週間前から女子力をマックスにあげる...
  • 私は安井かずみさんの本が好きで20代のころよく読んでいた。私の憧れの女性たちがさらに「憧れの女性」として名前を挙げるという、伝説の素敵な女性。辺見まり(えみりのお母さん)のヒット曲の作詞をした人だから、本当にふたつ前の時代の人だ。 でも本に書いている内容とか出てくる名詞は今読...
  • 今でも、やっぱり結婚すれば良かったのかな、と、考えない日はない。 彼氏と出会わなければ、私は今頃結婚の準備で忙しくしていたんだろうと思う。 国際結婚だから、普通の結婚以上に手続きが面倒で時間がかかる。きっとそういう面倒な手続き一切を私がなんとかしようとして、協力的でない元...
  • 久しぶりに同業者の女性と顔を合わせたら、なんだか彼女の周辺にただよう雰囲気が以前とガラッと変わっていたので「なるほどね・・・ふふ」と微笑ましくなった。それというのは、彼女に最近恋人が出来た、と人づてに聞いていたので。 私と同年齢の彼女は、新しい恋人のことをずっと前から「年下す...
  • 大学院時代の友人が米国出張でカリフォルニアに来るというので、絶対会おうね!と盛り上がった。 大学院時代の・・・と言っても、たまたま同じベイエリアに住んでいただけで私と彼女では留学のレベルがちょっと違う。 小さな街のこじんまりした大学院で知名度もあまり高くない分野の学位をと...
  • 車にお財布置いてきちゃったから、先に部屋に入っていて。そう言って彼氏がホテルの部屋の鍵を手渡したとき、何かちょっと変だな、とは思った。 普段はそんなときもうちょっと慌てるし、ほんの少し離れるだけでも寂しがって私をいったんギュッと抱きしめるのがいつもの彼氏なのに、妙に冷静であっ...
  • なんだか肌に変化が表れている。激変と言っていいくらい顕著な変化だ。 着替えるとき何気なく自分の素肌に触れて、あれ?と思う。こんな感触は初めてのような気がする。プルルン肌&ツルスベなのだ。ツルスベを通り超えて・・・透明の膜が一枚張ったような・。 もちろん嬉しい変化なんだけど...