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恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
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仕事のモチベーションと彼氏の存在

2016年9月29日木曜日 仕事 彼氏

最近、「ああ、そろそろ仕事をちゃんとしないとなあ」と思う。

毎日働いてはいるし定収入もしっかりあるのだけど、自分の気持ちが仕事中心になっていない、「身が入っていない」状態であるという自覚がある。もう数カ月もの間。

その数カ月何をしていたかというと、そう、もちろん、恋愛沙汰でごたごたしていたのだ。婚約解消したり。彼氏くんとのことにかまけていたり。

彼氏が私に告白してからというもの(彼の言葉では「告った」んだけど、私のボギャブラリーじゃないから恥ずかしくて使えない)、1か月近くのあいだ、私は恋愛以外のことが何もできなくなっていた。

一応物理的には体が職場と家を往復して、機械になったように仕事はしているんだけど、心は全然仕事になくて、いつも彼氏のことを考えてフワフワしていた。

ちょうど仕事内容も特別なプロジェクトとか難しい内容のものがなかったので、飛行機が安定する高度に到達したら「自動操縦モード」になるように、自分を自動モードにして仕事しているような感じだった。

最小限やらなくてはならないことだけ終えると後のことは何も出来なくて・・・やらないと人に迷惑をかけるようなことはさすがに出来るのだけど、自分が困るだけのことは出来なくなってしまった・・・例えば、電気代とか電話代を払うこともできなかったのだ。


アメリカでは自動引き落としというシステムがあまり浸透していなくて、クレジットカードにしろ、家賃にしろ、光熱費にしろ、自分で小切手を書いて郵送する、という支払い方法がまだまだ一般的だ。私はそれでもインターネットで支払うようにしているのだけど、それにしても自発的に支払い手続きをしないといくらでも遅延になってしまう。

日本にいる家族や友人に無事を知らせるためのブログをつけていたのだが、それをぱったり休止して更新できなくなってしまった。頭の中にあるのは、彼氏、彼氏、彼氏・・・と彼のことばかりなのにそんなことを書けるブログではなかったし、それ以外のことを書くのは苦痛だった。

彼氏以外の人のメールへの返信ができなくなった。

職場のランチで他の人の会話が耳に入らず宙を見つめるようになってしまった。

ついに、「どうかしましたか?無事を知らせてください」と、滅多に連絡してこない実家の両親から留守番電話にメッセージがはいるほどだった(電話もとれなくて、すべて留守電対応にしていた、彼氏は携帯のほうにかけてくるのを知っていたので)。

英語で"Pay bills”といえば「請求書の支払いをする」という意味だが、もうちょっと広義では「生活をしていく」「食べていく」「日常をまともに過ごしていく」といった意味になる。

私はそれが出来なくなった。最低限やらなければいけないこと以外は、もう何もしないで彼のことだけ考えていたい、他のことは一切面倒、という気分でもあったけど、さらに言えば、「請求書を支払う」という日常そのものの行為に煩わされたくなかったのだ・・・恋愛という「非日常」を味わっていたくて、請求書の数字を見て現実に引き戻されたくなかった。もう少し、もう少しフワフワしていたい、現実を見たくない、という気持ちだったのかもしれない。現実に戻れば「婚約者とどうするのか」という難しい問題に対面しなければならなかったから。

当時よく考えた。Pay bills という「日常」そのものの行為と、彼氏への気持ちは、対極と言っていいほどにかけ離れている。しかし、「結婚生活」はまさに「Pay bills」そのものだ。二人で力を合わせて生計を立てていく。生活費を支払う。それが生活、それが日常だ。恋愛は請求書から最も遠いところにある・・・、つまり私はやっぱり結婚から逃げたいのだ。そして彼氏とのことはやっぱり結婚には向いていないのだ、と。

今ではその考えは少し変わっていて、始まりは「対極」でも、そういう非日常の段階を超えて少しずつ二人で日常に向っていく、その先に結婚があってもいいのでは、それもありえるのでは、と思えることもあるのだけど。

とにかく当時は本当にぎりぎりまで何もかも忘れていたかった。

やがて請求書は二度目の催促が舞い込むようになって、友達からは心配されて、両親にも話さなければいけないときが来て、私は仕方なく日常生活に対面することにした。

たまっていた請求書に小切手をたくさん切り、友達にはいきなり沈黙をやぶって相談メールを矢のように飛ばしまくった。どんなときも恋愛相談をしてきた友人から、久しぶり!の相手にまで、今の状況を最初から説明し、自分の気持ちをことこまかに描写することで、相談というより自分の気持ちの整理をしていた。コピー&ペーストすれば早いんじゃ?というくらい同じようなメールになるのに、わざとその都度状況説明を一からし直すようにしていた。

そして現在に至る。

私の恋人は彼氏で、元婚約者はもと婚約者&元彼、現在は友達、という状況に落ち着いた。一応、結論は出て私はまた穏やかな日常を取り戻したわけだ。

だがしかし、仕事へのエンジンだけがどうしても本格的にかからない・・・

以前ほど仕事が手に付かないという状態ではないのだけど、彼氏と出会う前のような仕事中心の生活にはなかなか戻ることができない。

もう少し正確に言うと、仕事のスキルアップのための勉強に本腰が入らないという感じだ。

私の仕事は一生勉強、一生訓練というタイプのもので、一応資格なども存在するのだが仕事の場ではあまり関係なくて完全な実力主義の世界。仕事が終わって帰ってきて、あー疲れたバタン、と寝てしまうか、復習&予習をしたり休日も勉強会をして努力するか、で今後の実力と評価が格段に違ってしまう仕事だ・・・

つまり淡々と目の前にある仕事を消化しているだけではだめなのだ。それでは「維持」ではなくて「後退」になってしまう。

評価されている同僚とか尊敬する先輩の仕事を見てもなんだか刺激されなくて困る・・・

ああ、恋愛にかまけてないで本当にそろそろ、仕事と自分自身のスキルアップにはげもう!と思う。仕事があってこその充実した恋愛、とくに年下のカレを「可愛いー」なんて言ってる余裕はキャリアを確立したお姉さんの特権だものね。 
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