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恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
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20代と30代の恋愛の違いと恋愛体質

2016年9月21日水曜日 恋愛 恋愛体質

20代と30代、恋愛スタイルの違い
アメリカの大学院に留学する前まで、私は東京のある商社の事務職OLだった。
「週末の疲れを会社で癒す」とか、「夜遊びは水曜日くらいから始めないと、翌週アタマに響く」とか、わけのわからないことばかり言って遊びほうけていたあの頃。

東京都内の自宅から電車で駅4個目、みたいな楽勝の通勤(ほとんどタクシーで通勤してたけど)とか、パラサイトだからお給料は全額お小遣い、とか、部門の男の子は基本的にエリート君ばかりであとは見た目とか出世しそうかとか連れて行ってくれるデートのお店とかで選んでいればよかった、今となってはまるで極彩色のついた夢の世界のような、20代の日々だった(だって今、見渡す限り、若者が一人もいないんだもの。日本人もいないし。太った白人のおじさんばかりで目の保養さえできない・・・)。

あの頃は、深夜の2時、3時になって、もう眠くて眠くて倒れそう、っていうくらいまで遊んでいないと、もったいなくて帰れなかった。それくらい楽しい夜がたくさんあった。多分、どれもなんてことない夜で、友達みんなで飲みながら話したり笑ったり、ときに気になる男の子とちょっとした展開があったり・・・ただそれだけだったのだろうけど。でも楽しかった、それだけで。

20代前半の若い男の子と女の子が数人で集まってお酒を飲んでいるとそれだけで楽しいのは、今考えると当たり前のことのように思える。でも自分がそのまっただ中にいるときは、「私たち、20代の若い男女」だなんて捉え方はまったくしないものだ。そこが自分の全世界で、いつまでも、いつまでもそういう時間が続くような錯覚をしていた。

そういえば、私があまりにも午前帰りを続けるので、母親に「今週一週間、12時前に帰宅したら、日曜日にサファイヤの指輪を買ってあげる」という、苦心の果ての提案をされたことがあった。その指輪は金のリングにサファイヤとその回りを小さいダイヤがくるんと囲んでいて、シンプルで可愛くて、とても欲しい指輪だった。


今でもよく覚えている、金曜日の夜、11時50分近くなってしまって銀座で必死にタクシーを拾った。それくらいの時間になると銀座ではタクシーを拾える場所が制限されるのだ(されていた、あの頃は)。その場所まで走って、走って、タクシーに飛び乗ると自宅の住所を言い、「12時前までに絶対つけて!」と頼んだ。

自宅には本当に11時59分くらいに到着、息を切らしながら「サファイヤの指輪、まだ買ってもらえるよね!」と玄関に飛び込んだ瞬間に母の顔を見て叫んだ私、あきれた表情でため息をつき、「はいはい」と答えた母。

週末になって約束どおり買ってもらえたその指輪は、今でも私のドレッサーにしまわれていて、私のお気に入りリングのひとつだ。

渡米してからも母のお守りがわりによくつけていたから、どうやってこれを手に入れたか、そのエピソードをときどき忘れそうになる。

こうやって日本を遠く離れた場所に一人で暮らし、夜の9時に就寝して、明け方に起床して、カリフォルニアの輝く丘陵から昇る朝日を眺めつつ運転して出勤・・・職場では事務ではなく、専門職として扱われるプレッシャーとか責任感を感じる・・・東京商社OL時代とは何もかもが異なる、そんな生活の中で、かわらず私の手の中にあるサファイヤの指輪。なんだか不思議な気分になる。

結婚することに決めた、と日本にいる友人たちに報告したときの反応で多かったのが、「数多くの恋をした美樹ちゃんも、ついに決めたのね」というような内容。

結婚はやっぱりしない、新しく出会った男の子との恋愛をとることにしたの。そうみんなに伝えたときの反応は、ほぼ全員が、「驚いたけど、美樹ちゃんらしいと思いました」「さすが美樹ちゃん」「期待通り!」。

こういう友人たちの反応から見る限り、私が「恋愛体質」女性と思われていることは確実だ。


実際には24歳のときの出会った元彼という人との大恋愛があって、それ以来心が凍り付いたように誰とも恋愛ができなくて、むしろ私にとっては恋愛は特別のこと、めったに身も心も奪われてしまうような本気の恋愛なんて出会うことはない・・・というのが実感なのだけれど・・・

要は元彼とのことで落ち込みながらも、「気晴らし」という名目でデートした人と、寂しくてそのままその人の部屋に行ってしまったり、気持ちが100%元彼のほうにあるからこそ完全に自分がコントロールできる相手とただ仲の良いカップル風の生活を楽しんでみたり・・・そういうことが私の場合、比較的簡単に出来てしまった、出来る環境にあった、ということなんだと思う。

商社のOLで20代で、遊び盛り、周囲もシングルばっかり、プラス、私のほうさえOKならいつでもベッドに行ける、という程度の緊張感がある男友達が周囲に常にスタンバイしていた。コンパにいって、何も無い(誰にも電話番号を聞かれないとか誰にも目を付けられないっていう意味)、ってことはまずありえなかった。そういえばあの頃、本当に友情を介した友達だと思い込んでいた男友達もみんな、「あわよくば」という期待を抱いて私の近くにいたんだということも、今思えばはっきりと見通せる。

元彼という男の気持ちだけが手に入らず、その他の男の子だったらみんな簡単だった。

私のことを好きな男の子たちが複数いるという状態は、まあ悪くはなかった。セルフ・エスティームを維持するのに役立つし、いつでも誰か甘える相手がいるのは便利だった。本当に好きな人には愛されないという事実が、いつも心のどこかに空しさを抱えさせてはいたけれど。

25、26歳のときそういう状態だった私が、約10年後の30代半ばとなってまだシングルだと、どういうことになるか?

私の場合海外脱出という特殊なコースをたどっているし、20代で男の子に囲まれて楽しく過ごした女の子がみんなこうなるんだよ、という話をしているのではない。あくまで私個人の場合。

それから「いつまでもそんな楽しいことが続くわけじゃないんだから、適当なところで手を打ったほうがいいよ、じゃないと私みたくなっちゃうよ」と言いたいのでも、全然、ない。

むしろ私の場合は「あのときも、あのときも妥協して結婚しなくてよかった」と思えるだけの、シングルだからこそ経験できた楽しいこと(恋愛に限らず)もたくさんある。

同時にあのとき結婚していたら今頃子供がいたりして、それもまた幸せだっただろうなあ、とも思うので、「早まって結婚するな」と言いたくも全然ないのだけど。

さてそんな恋愛体質の34歳、女。


今も昔も恋愛体質、一生恋する美樹ちゃんでいてね!というやや無責任な友人のリクエストに苦笑いしつつ、実は、あの頃と今と、全然、恋愛の質が変わっているなあということに気付いたのだった。だから、一生同じノリで恋愛体質というわけにもいかないんだろうな、ということ。

その変化とは、あらゆる意味で、一点豪華型になったということだ。

食事でいえば、あれこれたくさん、ちょっとずつつまんで味見できるバイキング、みたいのに、もう全然興味がなくて。

むしろ私は毎週末の厳しい断食に、ストイックな歓びを見いだしたりしている。

なぜ断食が楽しいかといえば、何も食べない、という断食の禁欲的要素こそ、究極の食の楽しみをひきたてる手段だからだ。土日に胃腸の調子を整え、翌週、一番最初にあじわう野菜スープとか玄米おかゆの何ともいえない滋味豊かな香り・・・禁欲を経なければ知ることのできない、この上なく豪華でぜいたくな食の歓び。

本当に食べたい、本当においしいもの。オーガニックの食材と調味料で丁寧に作る、上質な食べ物を、少しだけいただく。何も高価な、という意味じゃなく、フルーツならとれたてのものを日曜早朝のマーケットで入手して。調味料ならM元彼Gの入っていないものを。お味噌汁はダシを自分でとって・・・そいういう意味での上質だ。

それが今私の一番したいこと、欲しいもの。

東京商社OL時代、イタリアンのコースの最後をエスプレッソとデザートでしめたり、グラッパとチーズをオーダーしたり、あるいは酔いが冷めてきて小腹がすいたあたりに「つけ麺」とか食べに行ったり、深夜でも食事できる店で「ビーフシチュー」とか「グラタン」を仕事あがりのホステスさんたちに混じって食べていたり・・・あるいは、夜中3時に彼氏がマンションに来て、「なんかボエムのカルボナーラ食べたい」とか言い出して歩いて行ったり。

あれはあれで、ものすごく楽しかったのだ。あのときは、それが一番、私のしたいことだった。

よくメイクしたまま眠った。翌朝(というか、昼)シャワーを浴びてすっきりしてから二度寝するのが最高に気持ちよかった。そんな眠りからまた覚めるころ、その日の夜の誘いが電話にかかってくる、もちろん「行くー」と答える、鏡に向かうと、それでも肌はつやつやしていてメイクのノリも全然問題ないのだ。それを思い出すときに一番、「ああ、若かったんだなあ」と思う。

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私が夜更かししたくないのは、それで肌の調子をくずして彼氏に会うときに絶好調でいられなかったら嫌だからだ。

理想と思える体重に一グラムでも余計な重さを加えたくないのも、午前中はフルーツだけをたくさん食べて体を重く感じたくないのも、私を抱き上げる彼氏が「年上なのにこんなに軽くて、小さくて、可愛いな」って思ってくれたら嬉しいから。

フットマッサージ用のオイルで注意深く足首をマッサージする。彼氏がマッサージしてくれるときは、カウチに座った彼のひざに私が脚全体を投げ出して、とても無防備な姿勢になる。思わず触れたくなるような、白くてすべすべな脚の肌でいたいから、自信を持って脚を投げ出したいから、少しでも脚の表面に乾燥皺ができたり、かかとが固くなったりするのは嫌なのだ。

そういうことすべてに全力を注がないと維持できないような年齢になっている、というよりも、そういうことに全力を注ぐのが心から楽しいと思える年齢になった、ということなのだと思う。

男性の経験人数が飛躍的に増えたのは、今計算してみるとやっぱりちょうど25歳前後の数年だ。お昼と、夜と、別の人としたこともあった。さすがに疲れてしまって、さらにぼうこう炎になって、さすがに自分で自分にあきれた。そういう予定じゃなかったのに、食事のあと流れでそういうことになってしまって、でも、まあいっか、と思うような出来事もいくつかあった。

・・・さすがに会ったその日に、とか、ナンパされてそのまま、とか、コンパのお持ち帰り、というのだけは、一度もなかった、というのが、私なりの境界線なのだが・・・それでも今現在に比べたら「おさかん」だったとしか言いようがない。

今は、好きな男の子との一回、一回がすごく大事で、真剣だ。こんなに溺れるようにはまれる相手はなかなかいない、ということを経験で知っているから。彼とのことを、どこまでも極めたいと思うのだ。そのために生活スタイルまで徹底してしまうほど。彼と過ごさない日々は、ストイックに、まるで修道女のように暮らしてでも、彼と一緒に味わえる楽しみを極めたい、どこまでも純度の高いものにしたい。

そういう意味での、「一点豪華主義」。一見、地味な生活をしているようで、実はおさかんな20代の頃よりも「いやらしい」っていう意味では今のほうが程度が上なんじゃないかと、密かに思っている。 
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