author

恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
スポンサーリンク

年下彼氏との妊娠疑惑

2016年9月18日日曜日 妊娠 年下彼氏

妊娠したかもしれないことを大はしゃぎに喜ぶ、年下の彼氏。

結婚もしていないのに妊娠が先越してしまうなんて、仮に〝でき婚〟だったとしても、そんなの益々、恋愛体質な女のお粗末な結婚劇じゃない?
とまあ、そんな話なのであるが……


――最近、朝早く起きることができない。

今朝は目覚まし時計のアラームを一度とめて、30分後に優しい彼氏くんからの国際電話があるまで、また熟睡してしまった。

「お姫様。まだ寝てるの?早く起きないと遅刻だよ」
癒し系、彼氏くんの声が耳に心地良い。半分夢の世界にいる私は、すぐに起きださないと仕事に遅れるという実感がわかず、心地良さを追求して彼氏くんの声を聞きながらまどろみ続ける。

「あのね、おいしいパンがたくさんある夢を見たの」
「え?」
「パンたたくさん並んでてね、全部無料なんだよ。好きなだけとってくださいって張り紙があったもん。」
「もう、寝ぼけてないで早く起きなきゃだめだよ、美樹ちゃん!」
「それにね、三角形のアイスもあったの、棒がささってるんだよ。これはね、えーと、えーと、イタリアでは毎年元旦に必ず食べるんだって」
我ながら、詳細まで勝手に作っている変な夢だ。それも食い意地が張っている。私、空腹だったんだろうか?

彼氏くんはたまらずに笑い出す。「もう、しょうがないなあ」という感じで、小さな子供に対するように言う。
「早く起きなさい。もうこの子はー」
年上の私を子供扱い。これがお姉さんの心をぐっとつかむことを知っている、さすがの彼氏くんなのだ。
んんーわかったわかった、起きるよー、15分後に出発だからまた電話して。そう言ってゆっくりベッドから抜け出す。


床に足をつけてから15分後にはちゃんと服を着て髪を整えて、レモネードを飲んでお弁当とおやつのフルーツまでちゃんと準備して、玄関を開けているという、見事な早業。

東京商社OL時代に鍛えたこの早業のおかげで出勤に支障はないものの、最近の私はとにかく朝が弱くて、起き上がるだけで一苦労なのだ。それも前日の夜8時とか9時に就寝しているのに目覚めが悪い、寝ても寝ても眠い!という状態が続いている。

それに加えて、昨日は朝からなんとなく気持ち悪くて、普段は大好きなフルーツも受けつけない感じだった。
そこで、「眠くて、ちょっと気持ち悪いの」
と彼氏くんに言ったときの彼の反応。
「美樹ちゃん!妊娠したんじゃない?」


……いや、彼氏くん。妊娠する原因になるようなことをしたのはつい先週。そんなすぐに、症状はあらわれません。


「やったー!!俺のジュニアが、美樹ちゃんのお腹にやどったんだね!!」
……いやいや…私たち、ちゃんと避妊していたし。さらに、生理直後。タイミング的にも、妊娠はあり得ません!
「嬉しいなあ。なんか幸せだよ。女の子がいいなあ。」

……ちょっとまった彼氏くん。そんな簡単に妊娠するわけないでしょ!私、10代や20代前半の若い女の子の体じゃないんだしさー。

「美樹ちゃんにそっくりな女の子だったら可愛いだろうなあ。あ!!でも美樹ちゃんにそっくりだと俺間違えて襲っちゃうかもしれないよ、やっぱり俺にそっくりな女の子がいいなあ!」
「…………」

「あー、俺に似て可愛いだろうな!!」
…馬鹿?

「美樹ちゃん、気持ち悪い?俺のせいで苦しめてごめんね!!妊娠させた責任とらせて!!結婚してね!!」

あまりにも話が飛躍し、あまりにも彼氏が嬉しそうなので、私はついその飛躍ぶりを助長させるようなコメントをしてしまう。


「そうねえ、前に聞いたことあるんだけど、刺激されて排卵が1週間くらい早まることってあるらしいのね。それに彼氏くんは若くて元気だから、チビ彼氏くんたちがしばらく体の中で元気に泳いで待ってる可能性があるよね。やっぱり出来たかもねー」


俄然、その気になって、具体的な計画を練り始める私の優しい彼氏くん。「来年の春は、親子3人で京都へ行こう」。なぜ、京都かは不明。

「よし!!今日も仕事がんばるぞ!!」と気合もはいり、すでに父親としての責任感が芽生えてきた様子だ。そして彼はそのままの勢いで出勤し、職場の先輩に「子供が出来たかもしれないっすよ」と報告してしまった。先輩からは「いや、そんなすぐ気持ち悪くなるもんかな。かみさんに聞いてみるわ」と、きわめて冷静でまっとうな反応があったことも、嬉しげにメールで連絡があり。

いつもこんな調子の、天真爛漫で可愛い私の彼氏くん。

しかしそんな彼氏くんにさらに子供扱いされる寝起きの会話もまた、私にとっては楽しみなひとときだ。

幼い息子が成長して、頼もしくなってきた、と喜ぶ母親のような心境かな。
でも、息子は妊娠する原因になることなんて、してくれないからね。彼氏と私は恋人同士で良かったー。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

よく読まれている記事

    女性が使いやすい!大人の恋愛サイトPCMAX
    創設から10年以上の会員数700万人を突破したマッチングサービス
  • 日本にいる私の彼氏くんの米国出張予定が決まった。今月中旬。今日で、次回会えるまで2週間を切ったことになる。 そこで、私の「大好きな彼氏とのデート二週間前から始める女子力アップ」の始まり!! そう、ここぞというデートのときは、常に当日の2週間前から女子力をマックスにあげる...
  • ――そんな彼氏の自覚のなさ、妙な自信のなさは、いったいどこから来るのだろう。ときどき真剣に分析したくなる。 別に、「何を好き好んでこんな年上と?きっと何か理由があるに違いない」と卑屈になっているわけじゃないけど、やっぱり生物学的に自然に考えて、10歳年上の女性とつきあえる男の...
  • 車にお財布置いてきちゃったから、先に部屋に入っていて。そう言って彼氏がホテルの部屋の鍵を手渡したとき、何かちょっと変だな、とは思った。 普段はそんなときもうちょっと慌てるし、ほんの少し離れるだけでも寂しがって私をいったんギュッと抱きしめるのがいつもの彼氏なのに、妙に冷静であっ...
  • 今日は初めて彼氏に泣かされてしまった。 その原因となった出来事については、まあ、カップルのケンカなんて他人にはあまりにくだらない内容だったりするから詳しくは書かないけど……。 でも書く。冷たくされたとか傷ついたとかではなく、どちらかというと「怒りの涙」だ。 遠距離が長...
  • 相手はアンディというイギリス人の男の子だった。欧米から日本に駐在にくる外資系企業の社員が皆そうであるように、南青山というとんでもない場所に彼は住んでいて、そのとんでもなく高級なマンションの一室に私たちはいた。 そうして、彼との行為中に泣くということを私は初めて経験した。 彼...
  • 今でも、やっぱり結婚すれば良かったのかな、と、考えない日はない。 彼氏と出会わなければ、私は今頃結婚の準備で忙しくしていたんだろうと思う。 国際結婚だから、普通の結婚以上に手続きが面倒で時間がかかる。きっとそういう面倒な手続き一切を私がなんとかしようとして、協力的でない元...
  • マンハッタンの夜景が眼下に見えてくると、いつも、その世界中の他のどの都市とも違うダイナミックな輝きに思わず目を奪われてしまう。オレンジ色の無数の灯りが呼吸するように瞬いて、マンハッタン島はまるで一つの大きな生き物のようだ。 元婚約者とは、通算でどれくらいの時間を過ごしたんだろ...