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恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
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燃えるような恋愛にもひとりの時間は必要だ

2016年9月10日土曜日 ひとり 恋愛

別れ際に、いつも年下彼氏が号泣するので困ってしまう。

寂しそうな表情とか涙を浮かべて言う「楽しかった。つぎに会うまで元気でね」という会話くらいなら、私もしみじみとなって少し目元が熱くなったりして、いい雰囲気を味わえるのだけど。

彼氏の場合、涙ぐむなんてもんじゃなくて、私の胸に顔をうずめてしゃくりあげるという、立派な号泣だ。

そんな泣き方、最後にしたのいつだろう?と私のほうは思い出せないくらい。普通は子供のころしかしない泣き方。

私は最初の数分は少しだけしんみりとなって、そのうちあきれてきて、最後のほうは「はいはい、よしよし」と背中をたたきながら別のことを考えている。「空港に送った帰りはスーパーに寄ってミネラルウォーターを買い足さなきゃ」「帰ってきたら昼過ぎ。たっぷり昼寝できるな。睡眠不足を補って肌を復活させようっと」「明日は5時半起きかー。先週の分も働かなきゃなー」、などなど。

だいたい、今朝は彼氏が泣き出して私も目が覚めたのだ。時差ぼけがなんとなく残り続けた彼氏は朝がやたら早くて、おかげで私もすっかり睡眠不足になっていた。1週間の疲れが積もり積もって、もう今朝という今朝は彼氏が泣きわめこうと起きないつもりでいたのに・・・。

空港に泣きじゃくる彼氏くんを送り、豆粒くらいになってもセキュリティゲートの向こうで手を降り続ける彼を最後まで見届けて(だって、先に後ろ姿を見られてしまったら、あとでかかってくる電話でまた号泣されること必至)、1週間ぶりに自分の車を一人で運転して帰宅する。

自分の身長に合わせて運転席のシートを調整し、ミラーを動かし、好きなCDを選んで・・・

ああ、ひとりの時間って素敵。恋愛体質な女には絶対に一人の時間が必要だ。


自宅に戻り、タオルやバスローブを次々と洗濯機に放り込んで、キッチンを片付けて、窓を開けて空気を入れ替える。

彼氏が日本で買ってきてくれた本をやっとゆっくりと読める・・・この1週間、読むのを心待ちにしていた本。ひとりのお茶をいれて、カウチを独り占めして。

もちろん、二人でカウチに横になって、会話がなかなか進まないくらいたくさん、たくさんキスしてすごすのも、この上ないほど幸せな時間だ。やがて会話はどうでもよくなって、ベッドに移動しようよ・・・って話になる、そういうことも、絶対に生活には必要だと思う。なかったら困る!

でも、今はこの一人の時間が無性にいとおしい・・・、私の場合やっぱり、恋愛に浸って過ごす1週間は、期限付きだからこそあんなに全力投球できるんだろうなあ・・・

タオルを運ぶとき、生地がまだ湿気を含んでいて、タオルが乾く暇もほとんどなかったな、と思わず苦笑してしまった。

ほんと、彼氏と過ごしていると・・・シャワーを浴びて、ベッドで過ごして、またシャワーを浴びて。バスタオルがパリッと乾く暇なんてない。

今日は久しぶりにバスタオルを乾燥機で気持ち良く乾かすのだ。

カウチに横たわっていると、今度は体の節々が痛くてまた苦笑する。ああ、体力をつかう1週間だった。

彼氏がくる2週間前からダイエットと、断食と、お肌の手入れ、それにキックボクシング、と準備を整えていたわけだが、一気に消化してリセットされた気分だ。クッキーもチョコレートも好きなだけ食べていたし。キックボクシングにも負けないほどの激しい運動も1日に何度もするせいか、体重はそんなに変わっていないけど。禁欲的に過ごした1週間と比べると、なんとなく体に余分な脂肪がうっすらとついたような、スポイルされて内臓がだるいような感覚。またすっきりさせなきゃな、とやる気がわいてくる。

8時就寝を続けていたおかげで、今週の寝不足ぶりもなんとかカバーされたかな。ただ、肌にそれほど出ていないのは恋愛ホルモンパワーのおかげかもしれない。この反動が出るのは来週からなので、来週こそ寝不足に気をつけなければならないのだ。

春の訪れを感じさせるいい匂いの風が窓から入ってきて、カウチで手足をのばしていると何とも幸せな気分だ。

いつもそう。

夜遊びしたり、お泊まりしたりで寝不足のまま昼前に帰ってきて、おでかけ服を脱ぎ捨ててシャワーを浴びて、素肌にパジャマで明るいうちからベッドにもぐりこんだりするのが、私はいつでも大好きだった。

二人きりの世界から、ひとりの贅沢な時間へ移行する、この二つの楽しみがセットにならないとだめなんだよね・・・

ひとりがずーっと続くのも寂しいけど、ずーっと二人っていうのもだめ。

泣きながら別れを惜しむ彼氏を抱きしめて慰めながら、気持ちはもう一人の世界に移動している自分を、もしかしたら冷たいのかも、相手を愛していないのかも、と思いながらも。

私は今のこの生活が好き。遠距離恋愛、それも海をへだてた超遠距離恋愛だからこそ、一度空港でお別れしてしまうと、あと数週間は一人の自由が保証されている。そのあとまた1週間は、彼氏くんと二人の時間が約束されている。

私にとってはこれが完璧な世界、とても幸せな世界。

ただ、彼氏くんの求めるものと私の欲しいものが、微妙に異なってきているなあ、というのが今後の悩みとなってきそうな予感はある・・・

この一週間、私たちは「動物園に行って猿のオリの中に入った方がいいね!」と自分達で認めるほど、ベッドルームに閉じこもる日々(いや、ベッドだけじゃなくてリビングルームの床だろうと、キッチンのバーカウンターだろうと。シャワーを浴びながら、とかもお約束)だった。まったく飛行機に乗って海外までやってきて、観光もせずやりたかったことはそれだけか?!って、私がもっと遠出とかレストランとか、可愛いデートを求めていたら不満だったかもしれない。

でも私と彼氏の場合、それはお互いのしたいことで一致してるので全然かまわないのだ。とても幸せな1週間だった。

ただ、彼氏くんはそれが「子供を作るためじゃない」ってことに寂しさを感じてしまうらしいのだ。で、ときどき「美樹ちゃんに子供を産んでほしい・・・」なんてことを言い出す。ここが私との決定的な違い。

私はなんとか、あまりむげに傷つけないような方法で話題を逸らそうと苦労する。

なんだかこういうシチュエーションって、男女が逆じゃないか?って気もするけれど・・・。だいたい「子供が欲しい」って24歳の若い男の子が言うのも少し不思議な感じだ。

とにかく、大きなプロジェクトを終えたような満足感とともに、ひとり帰宅した私。

今日の午後、最初にやることはまず「爆睡」これがまた、幸せなのよね……
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