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恋愛体質の女は結婚できない?
26歳と33歳で二度の婚約破棄に至る理由は、結婚よりも恋愛をえらぶ女だから。アメリカ在住の私は34歳。24歳の今彼との恋愛を中心にアメリカ人の元婚約者に元彼を加えた三人の男性との恋愛事情
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感情をぶつけられない婚約者と気持ちに向き合ってくれる彼氏

2016年12月12日月曜日 元婚約者

今日は初めて彼氏に泣かされてしまった。

その原因となった出来事については、まあ、カップルのケンカなんて他人にはあまりにくだらない内容だったりするから詳しくは書かないけど……。

でも書く。冷たくされたとか傷ついたとかではなく、どちらかというと「怒りの涙」だ。

遠距離が長くなるといろいろと蓄積されてくる寂しさや苛立ちもあり、あーなんかもうヤダ!という感情が盛り上がってきたら、それは涙になってあふれてしまった。

そう、きっかけはほんのちょっとしたことだったんだけど、それまでにいろいろたまっていたことがあったんだなあ……。
今日の出来事には直接関係なくても。最近ちょっとだけ仕事が忙しかったし。

いつもいつも、年下の可愛い彼氏くんにお姉さんぽいところを見せようとして、彼がスネたり怒ったりしても「ハイハイ」と余裕で対応していた私も、ひょっとしたら弱っていたのかもしれない。


私だって寂しいし誰かに頼ったりしたくなるよー、というようなことを口にしたらなんだか自分がけなげで可哀相な気がしてきてしまって(??)、うわーん、と大泣きしてしまったのだった。

でもその3秒後くらいに気持ちは収まったんだけど。しばらくすすり泣く私、その合間に「ごめんね、ごめんね、ごめんね」と100万回くらい繰り返す彼氏くん。
でも、ひとしきり泣いて抗議して、仲直りしたら、本当に気持ちがスッキリした。

お互いに感情を見せあって気持ちを伝え合って、少しずつ本物のカップルになっていくという実感をつかみつつある。

そしてこんなとき私はいつも、元婚約者のことを考える。
元婚約者には、自分の気持ちをこんなふうに激しく、はっきりと伝えることができなかった。一度も。

言葉の問題ではなくて、どこかでいつも、「どうせ元婚約者はわかってくれない」というあきらめと怒りがあった。

自分の意見というものが常に明確で自己主張が激しい元婚約者のことを、私は人間として尊敬はするのだけど、恋人としては、頑として意見を譲らない彼を「冷たい」と思わずにいられないことも多かった。

過去の言い争いを思い出して、何年も経っているのにそのときの怒りがよみがえってきて眠れなくなるような夜もあったりした。

そんなとき、ああ、私の怒りの感情は表現されることなく放出されずにまだ、体の中でくすぶっているんだなあ、と思った。こうやって怒りがどんどん蓄積されていったら精神衛生的に良くないんだろうなあ、とも。

ただ元婚約者といるときは、それは私の性格のせいだと思っていた。私がなかなか怒りを感じてもそれを表現できないタイプの人間なんだと。
そうじゃなかったんだなー、あれは相手が元婚約者だったからなんだ!
と悟ったのが今日の出来事だ。

泣きながら、言葉はとてもスムーズに出てきた。言いたいことは全部言えた。言ってしまって大丈夫、彼氏くんが全身で耳を傾けてくれてる、と確信することもできた。

どうでもいいような独り言だって、彼氏はいつも全身で聞いてくれるんだもの。

シーツ取り替えようっと、と小さく独り言で言ったって、飛んできて一緒に替えてくれるんだもの。

私が泣きながら抗議する言葉なんて、もう神様の声のように全身全霊で受け止めてくれてしまうに決まってるのだ。

初めて泣かされちゃった日だけど・・・

私にとってはまたひとつ、自分の選択が正しかったと確認できて、彼氏くんをもっと好きになって、そしてちゃんと気持ちを伝えられる自分を発見できた、嬉しい出来事だった。 
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